クイズ!プリン体の少ない食事はどっち? -居酒屋料理編- コラム
食品中のプリン体の量は調理の仕方次第で減らすことができます。プリン体は水に溶けやすい性質を持つため,食材を茹でたり煮たりすると約3分の1が煮汁や茹で汁に溶け出します。一方,焼いたり炒めたりしても変化はありません。食べ方や調理法のひと工夫が,尿酸値の上昇を抑えることにつながります
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ステーキは下茹でしてプリン体を落としてから焼く。
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鍋の後の"シメの雑炊"は控え,溶け出したプリン体を取らないようにする。
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肉料理は,焼肉ではなく湯通ししたしゃぶしゃぶを選ぶ。
プリン体は,細胞にある核酸を構成する物質で,旨味を感じさせる成分の1つです。肉や魚の他,細胞数の多い内臓などがコクがあっておいしいのは,プリン体のこの特性によるといわれています。
同じ動物性食品でも,肉や魚と違い,乳製品にはプリン体がごく少量しか含まれていないにもかかわらず深いコクがあります。乳製品を主食や副菜に少量加えて料理のコク増し役として活用すれば,コクに対するあなたの欲求を満たすことができるかもしれません。ただしチーズは脂肪が特に多いので,食べ過ぎて太らないように注意が必要です。